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庭園のスモモから古代に思いを馳せる

飛鳥資料館の庭園のスモモの木に
最近、実がなりました。
まだ色づき始めですが、
虫や小鳥たちに好評のようです。
 
みなさんは、スモモと日本人の関わりはご存じですか?
スモモには、大きく分けて西洋原産と中国原産のものがありますが、
中国原産のスモモは、古くから日本に伝わっており
特にスモモの花は『日本書紀』や『万葉集』に登場します。
 
『日本書紀』
舒明天皇十年(638年)の記述
 
九月(ながつき)に霖雨(ながあめ)して
桃(もも)李(すもも)花さけり
 
現代語訳:9月に何日も雨が降り続き、桃やスモモが花をつけた。
 
 
『万葉集』
第十九巻 4140 大友家持(おおとものやかもち)の歌
 
わが園の李(すもも)の花か庭に散る
はだれのいまだ残りたるかも
 
現代語訳:わが家の庭園のスモモの花が散ったのであろうか、
それともはらはらと散った雪がまだ残っているのでしょうか
     (※スモモは白い花を咲かせます。)
 
スモモは昔から日本人に身近な存在だったことがわかります。
庭園で、古代に思いを巡らせてみるもいいですね!
 
 

庭のスモモ.jpg

改・日本書紀と万葉集のスモモ-1.jpg

改・日本書紀と万葉集のスモモ-2.jpg

 

 

2016年07月14日(木曜日)