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キトラ古墳壁画公開・展示品紹介 -なぜ、キトラ古墳が盗掘された時代がわかったのか?-

現在、キトラ古墳壁画保存管理施設(四神の館1階)では、キトラ古墳壁画の公開(第8回)を開催中です。
今回は、南壁の壁画(朱雀)などを展示しています。

今日は、展示品のひとつ、「土師器(はじき)の小皿」についてご紹介します。

キトラ古墳は7世紀末から8世紀初頭に造られました。 しかし、それから約500年後の鎌倉時代に盗掘を受け、副葬品等の多くが持ち出されてしまったと言われています。

なぜ、盗掘を受けた時代がわかったのでしょうか?

それは、石室の中から、盗掘者が持ち込んだとみられる土師器の小皿が出土したためです。 土師器とは、赤褐色の素焼きの土器を指します。 出土した土師器の小皿の形を調べたところ、13世紀(鎌倉時代)に作られたものであることがわかりました。 この小皿は、盗掘の際に、灯明皿(明かりをともすための道具)として持ち込まれたと考えられ、そこから盗掘の年代が推測できるのです。

この土師器は、キトラ古墳壁画の公開(第8回)で展示しています。この機会にぜひ、実物をご覧下さい。


◆キトラ古墳壁画公開期間(第8回)
2018年7月21日(土)~8月19日(日)

◆壁画見学のお申し込み・詳細はこちら
http://www.kitora-kofun.com/
※公開は事前申し込み制ですが、予約に空きがある場合には、地下1階ロビーで当日受付も行ないます。
※本日時点の予約状況は、全体的に余裕があります。

◆キトラ古墳、壁画、出土品の概要はこちら
https://www.nabunken.go.jp/shijin/about/

 

R1土師器_展示風景.jpg

 

2018年08月12日(日曜日)