都城発掘調査部考古第一研究室長(飛鳥・藤原地区)/飛鳥資料館学芸室 主任研究員(兼務)
古代の手工業における技術の展開や組織編成のあり方を跡付ける作業を通して、古代王権下における労働や生産の実態を明らかにしたいと考えています。目下のところ、埴輪や土器といった窯業生産、終末期古墳や古代寺院の土木・石工技術の解明に取り組んでいます。また、都城と古墳との関係、とりわけ高松塚・キトラ古墳の歴史的意義を、広く東アジア的な視点に立って考えていきたいと思っています。
史学、考古学、日本考古学
2021年 | 「6世紀の埴輪生産からみた「部民制」の実証的研究」平成28~令和2年度科学研究費(基盤研究Ⅽ)研究成果報告書 |
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2021年 | 「日韓古代国家成立期における石工技術の比較研究 」『日韓文化財論集Ⅳ』奈良文化財研究所学報100冊(共著) |
2019年 | 「埴輪の生産・流通からみた古墳時代の権力生成」『考古学研究』第66巻第3号 |
2016年 | 「日韓の王陵および壁画古墳の比較研究序説」『日韓文化財論集Ⅲ』奈良文化財研究所学報第95冊 |
2015年 | 『古代王権の形成と埴輪生産』同成社 |