10月3日夕刻、恒例となりました東院庭園での秋の催し、東院庭園「庭の宴」を開催いたしました。
本年は日程の関係で月の出が遅かったので、「庭の宴」と名付け、例年通り、奈良時代の東院庭園で行われた宴の様子を再現し、お客様には当時の食事と飲み物を合わせて楽しんでいただきました。
今回はあわせて234名のご応募をいただき、抽選を行わざるを得なくなりましたが、150名のお客様にご参加いただくことになりました。
所長の挨拶に続き、木簡を通して見た古代食の話や、奈良時代の祥瑞の話を研究員が披露し、前半は奈良時代の楽曲の演奏と舞、後半は天平衣装のファッションショーと、例年にもまして、当時の宴の再現に力を入れた内容になったのではないかと、自負いたしております。
今後、さらに内容を吟味し、秋の平城宮跡恒例行事として、皆様にお楽しみいただけるよう、努力するつもりでおります。
あわせて、本宴の開催にご尽力いただきました関係者の皆様に感謝申し上げ、ご報告とさせていただきます。