日時:平成24年4月14日(土)〜6月3日(日)*会期中無休
場所:飛鳥資料館 特別展示室
時間:午前9時〜午後4時半(入館は午後4時まで)
料金:一般260円(170円) 大学生130円(60円)
高校生および18歳未満は無料 ※( )は20名以上の団体
後援:読売新聞社
飛鳥に都が置かれた7世紀は、中国的な中央集権国家樹立をめぐる動乱の時代でもありました。百済復興をめぐる唐・新羅との戦い、版図拡大の過程での蝦夷や粛慎ら北方集団との紛争、さらに古代史上最大の内乱である壬申の乱など、さまざまないくさがおこなわれました。
そうした、この時代、朝鮮半島や北方でのいくさに一人の将軍が関わったことが日本書紀に記載されています。阿倍引田臣比羅夫です。今回の特別展では、近年、資料の蓄積が進む出土武器・武具を展示するとともに、彼がみたであろう北方地域の武器との比較や、唐より新しく伝わった武器の受容のあり方を通して、飛鳥時代の武器と武具、そして戦いの特徴を考察します。
主な展示品
飛鳥寺塔心礎出土挂甲(奈良文化財研究所)
キトラ古墳石室出土大刀片、刀装具(奈良文化財研究所)
高松塚古墳出土刀装具(重要文化財 奈良文化財研究所)
岩内一号墳出土銀線蛭巻大刀(御坊市教育委員会)
武蔵府中熊野神社古墳出土鉄地銀象嵌鞘尻金具(府中市教育委員会)
稲古舘古墳出土装飾大刀(須賀川市教育委員会)
西島松5遺跡出土品(北海道埋蔵文化財センター・恵庭市教育委員会)
他