奈良文化財研究所木簡データベース


凡 例


【遺跡名】 【発掘次数】 【所在地】 【調査主体】 【地区名】 【遺構番号】 【本文】
【寸法】 【型式番号】 【形状】* 【樹種】* 【木取り】* 【内容分類】*
【出典】 【木簡番号】 【和暦】 【西暦】 【国郡郷里】 【人名】

 このデータベースでは、各木簡について、遺跡名・発掘次数・所在地・調査主体・地区名・本文・寸法・型式番号・形状・樹種・木取り・内容分類・出典・木簡番号・和暦・西暦・国郡郷里・人名の項目を表示します。
 以下、各検索項目について、簡単に説明します。
なお、*を付した項目は未入力の場合が多くあります点、ご了解ください。

【遺跡名】
 木簡が出土した遺跡名を示します。

【発掘次数】
 木簡が出土した発掘調査次数です。各出典をご参照ください。

【所在地】
 木簡が出土した遺跡の所在地を示します。

【調査主体】
 木簡が出土した遺跡の調査を担当した機関などを示します。

【地区名】
 木簡が出土した遺跡の地区の位置を示します。各出典をご参照ください。

【遺構番号】
 木簡が出土した遺構の番号を示します。遺構の略号は、各出典(報告書)によります。

【本文】
 漢字の表記は、原則として現行常用字体に改めましたが、「龍」「廣」「寶」「嶋」「籠」などについてはこの字体を使用しました。
釈文中に用いた記号は以下の通りです。
\ 改行を示す。
割書の始まりを示す。
//割書についての割書(二重の割書)の始まりを示す。
割書や割書についての割書(二重の割書)の終わりを示す。
木簡の表裏に文字がある場合、その区別を示す。
欠損文字のうち字数が確認できるものを示す。
《 》欠損文字のうち字数が推定できるものを示す。
《○○》のように、○でおよその長さを示した場合がある。
〈 〉欠損文字のうち字数が確認できないものを示す。
〈○○〉のように、○でおよその長さを示した場合がある。
←、 →記載内容からみて上、または下に少なくとも1字以上の文字を推定できるものを示す。
←――のように、―でおよその長さを示した場合がある。
木簡の中央が欠損して、直接つながらないことを示す。
文字が書かれていない部分を示すが、省略した場合がある。
抹消により判読困難なもの。
{ }木簡の木目と直角の方向に書かれた文字を示す。
*A[×B]文字Bの上に重書して文字Aを記して訂正していること示す。
抹消した字画の明らかなものを示す。抹消した字画の後に付く。
「 」異筆・追筆を示す。
『 』「」とは更に異なる異筆・追筆を示す。
( ) 校訂注および説明注。
〔 〕 校訂に関する注のうち、本文に置き換わるべき文字を含むもの。
編者が加えた注で疑問の残るもの。
§ 合点を示す。
刻線を示す。
墨線を示す。
丸もしくは二重丸の記号を示す。
三角の記号を示す。
穿孔を示す。
γ符ろく(呪符にみえる梵字・絵ではない記号)を示す。
β 梵字を示す。
ε 絵を示す。
δ 屋号(目印)・花押を示す。
θ焼印。
JISコードにない特殊な文字を示す。
文字数を対応させるためのもので意味はもたない。


JISコード(JIS X 0208)にない文字の扱いに関する変更点について【pdf】

【寸法】
 長さ、幅、厚さの順(単位:ミリメートル)に示します。その場合、木簡に記された文字の方向を長さとします。
欠損や二次的整形によって原形を保っていない場合には、数字に( )を付けました。
但し、『木簡研究』では二次的整形の場合には( )を付けないことになっています。
『木簡研究の』掲載のデータをそのまま収録していますので、『木簡研究』から収録した木簡の寸法についてはご留意ください。
なお、削屑については寸法を示していません。

【型式番号】
 木簡の現在の形態を示す番号です。奈良文化財研究所で現在使用している型式番号は以下の18種類です。
端とは木簡を木目方向においた時の上下両端をいいます。なお、調査機関により独自の型式番号を採用している場合がありますので、各報告書等もご参照ください。

011型式長方形の材のもの。
015型式長方形の材の側面に孔を穿ったもの。
019型式一端が方頭で、他端は折損・腐蝕などによって原形の失われたもの。
021型式小型矩形のもの。
022型式小型矩形の材の一端を圭頭にしたもの。
031型式長方形の材の両端の左右に切り込みをいれたもの。
032型式長方形の材の一端の左右に切り込みをいれたもの。
033型式長方形の材の一端の左右に切り込みをいれ、他端を尖らせたもの。
039型式長方形の材の一端の左右に切り込みがあるが、他端は折損・腐蝕などによって原形の失われたもの。
041型式長方形の材の一端の左右を削り羽子板の柄状に作ったもの。
043型式長方形の材の一端の左右を削り羽子板の柄状にし、左右に切り込みをもつもの。
049型式長方形の材の一端の左右を削り羽子板の柄状にしているが、他端は折損・腐蝕などによって原形の失われたもの。
051型式長方形の材の一端を尖らせたもの。
059型式長方形の材の一端を尖らせているが、他端は折損・腐蝕などによって原形の失われたもの。
061型式用途の明瞭な木製品に墨書のあるもの。
065型式用途未詳の木製品に墨書のあるもの。
081型式折損・割截・腐蝕その他によって原形の判明しないもの。
091型式削屑。

 なお、時代を示す数字が型式番号の冒頭に付いたデータが入っている場合があります。


【形状】*
 木簡の欠落部分などの説明です。その他、一部木簡の用途を示す場合があります。

【樹種】*
 木簡に使用した木の種類を示します。生物顕微鏡を用いた観察による樹種同定の結果は、末尾に「△」をつけました。

【木取り】*
 木簡の木取りを示します。以下の略号を用いる場合があります。

【内容分類】*
 木簡の記載内容による分類です。末尾に「?」のついているものは推定です。

【出典】
 木簡の釈文が報告されている出典を示します。
 概報刊行後に木簡に関する正報告書(図録)が出された場合には、データは正報告書によることとし、概報のデータは削除するのを原則とし出典を併記しました。但し、概報によるデータと正報告書によるデータが別個に収録され重複している場合もあります。
 概報または正報告書(図録)で報告されている木簡で、『木簡研究』にも収録されているものについては、原則として出典を併記しました。
 木簡に関する専門の報告書(図録)以外の、個々の報告書の遺物の項に収載された木簡については、原則として『木簡研究』への収載をまって収録することとし、また個々の報告書は出典としては掲げてありませんので、『木簡研究』をご参照ください。
 複数の釈文が公表されている場合には、最新の釈文を収録するように努めましたが、未入力の場合、あるいは、別個のデータとして同じ木簡が重複して収録されている場合がありますので、出典あるいは各調査機関にご確認ください。

現在このデータベースが収録している木簡の出典と略号は以下の通りです。

木研1〜31木簡学会『木簡研究』
木研集報奈良国立文化財研究所『木簡研究集会報告要旨』
奈良県藤原概報奈良県教育委員会『藤原宮跡出土木簡概報』
奈良県概報奈良県立橿原考古学研究所『奈良県遺跡調査概報』
奈良県『藤原宮』奈良県教育委員会『藤原宮』(奈良県史跡名勝天然記念物調査報告第25冊)
飛鳥京跡昭和51年度発掘調査概報奈良県立橿原考古学研究所『飛鳥京跡昭和51年度調査概報』
飛鳥京跡2001年度発掘調査概報奈良県立橿原考古学研究所『高市郡明日香村飛鳥京跡発掘調査概報』
明日香風17飛鳥保存財団『明日香風』17号
木簡黎明飛鳥資料館『木簡黎明 飛鳥に集ういにしえの文字たち』(飛鳥資料館開館35年)
藤原宮1〜2奈良国立文化財研究所『藤原宮木簡』
飛鳥藤原京1〜2奈良文化財研究所『飛鳥藤原京木簡』
飛1〜22奈良国立文化財研究所『飛鳥藤原宮発掘調査出土木簡概報』
奈文研年報1997〜2000奈良国立文化財研究所『奈良国立文化財研究所年報』
奈文研紀要2001〜2011奈良文化財研究所『奈良文化財研究所紀要』
平城宮1〜7奈良国立文化財研究所『平城宮木簡』
平城京1〜3奈良(国立)文化財研究所『平城京木簡』
城1〜41奈良国立文化財研究所『平城宮発掘調査出土木簡概報』
    (城29−19上(311)は、『平城宮発掘調査出土木簡概報』29の29頁上段に掲載されていることを示します。括弧内の311は、同概報における通し番号です。但し、城23〜33では、城29-311のように、号数-通し番号の表記になっている場合がありますのでご注意ください。)
荷札集成 奈良文化財研究所『評制下荷札木簡集成』
西隆寺西隆寺跡調査委員会『西隆寺発掘調査報告』
東大寺防災奈良県教育委員会『東大寺防災施設工事・発掘調査報告書 発掘調査篇』
唐招提寺修報奈良県教育委員会事務局奈良県文化財保存事務所『国宝唐招提寺講堂他二棟修理工事報告書』
日本古代木簡選木簡学会『日本古代木簡選』
正倉院宝物銘文集成松嶋順正『正倉院宝物銘文集成』
長岡京1〜2向日市教育委員会・(財)向日市埋蔵文化財センター『長岡京木簡』
長岡左京木簡1(財)京都市埋蔵文化財研究所『長岡京左京出土木簡1』
向日市報64(財)向日市埋蔵文化財センター『長岡京跡ほか』(向日市埋蔵文化財調査報告書第64集(第1分冊))
大宰府木簡概報1〜2九州歴史資料館『大宰府史跡出土木簡概報』
宮町木簡概報1〜2信楽町教育委員会『宮町遺跡出土木簡概報』
宮町甲賀市教育委員会『紫香楽宮跡関連遺跡発掘調査概報 甲賀市・宮町遺跡』(甲賀市文化財報告第10集)
信楽報告1信楽町教育委員会『信楽町文化財報告1』
秋田城2秋田市教育委員会・秋田城発掘調査事務所『秋田城出土文字資料集2』(秋田城跡発掘調査事務所研究紀要)
大宰府58概報九州歴史資料館『大宰府史跡―昭和58年度発掘調査概報』
井相田CII福岡市教育委員会『井相田C遺跡2』
多年報宮城県多賀城跡調査研究所『宮城県多賀城跡調査研究所年報』
草戸1広島県草戸千軒町遺跡調査研究所『草戸千軒―木簡1』
草戸集成1広島県立歴史博物館『草戸木簡集成1』(草戸千軒町遺跡調査研究報告3)
草戸集成2広島県立歴史博物館『草戸木簡集成2』(草戸千軒町遺跡調査研究報告4)
朝倉1福井県立朝倉氏遺跡資料館『特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡発掘調査報告』I
一乗谷15福井県立朝倉氏遺跡資料館『特別史跡一乗谷朝倉氏遺跡発掘調査報告』XV
伊場1浜松市教育委員会『伊場遺跡発掘調査報告書』1―伊場木簡
伊場4浜松市教育委員会『伊場遺跡発掘調査報告書』4―遺物編2
伊場12浜松市教育委員会『伊場遺跡発掘調査報告書』12―伊場遺跡総括編
焼津IV焼津市教育委員会『道場田遺跡焼津市埋蔵文化財発掘調査概報』IV
報1磐田市教育委員会『御殿・二之宮遺跡発掘調査報告』I
藤枝報3藤枝市埋蔵文化財調査事務所
『志太郡衙跡(御子ヶ谷遺跡・秋合遺跡)日本住宅公団藤枝地区埋蔵文化財発掘調査報告書III―奈良・平安時代』
城報 浜松市立博物館『城山遺跡発掘調査報告書』
袴狭遺跡兵庫県教育委員会『袴狭遺跡』(兵庫県文化財調査報告第197冊)
但馬木 日高町教育委員会『但馬国分寺木簡』
山垣遺跡兵庫県教育委員会『山垣遺跡 近畿自動車道関係埋蔵文化財発掘調査概報』
鴨遺跡高嶋町教育委員会『鴨遺跡』
屋代総論(財)長野県埋蔵文化財センター『上信越自動車道埋蔵文化財発掘調査報告書28』
屋代木簡(財)長野県埋蔵文化財センター『上信越自動車道埋蔵文化財発掘調査報告書23』
下野国府跡7(財)栃木県埋蔵文化財センター『下野国府跡』
観音寺1徳島県教育委員会・(財)徳島県埋蔵文化財センター・国土交通省四国地方整備局『観音寺遺跡I(観音寺遺跡木簡編)』(徳島県埋蔵文化財センター調査報告書第40集)
観音寺4徳島県教育委員会・(財)徳島県埋蔵文化財センター『観音寺遺跡IV(第3分冊木簡編)』(徳島県埋蔵文化財センター調査報告書第71集)
観音寺概報(財)徳島県埋蔵文化財センター『観音寺遺跡出土木簡概報』(徳島県埋蔵文化財センター調査報告書第2集)
長登2美東町教育委員会『長登銅山跡II』(美東町文化財調査報告第5集)
長登3美東町教育委員会『長登銅山跡III』(美東町文化財調査報告第8集)
山田寺奈良文化財研究所『山田寺発掘調査報告 創立50周年記念奈良文化財研究所学報第63冊』

【木簡番号】
 報告書に掲載され木簡番号が付されている木簡についてのみ表示します。
木簡番号のないものは、「0」となります。

【和暦】
 木簡に記載された年号を収録したものです。数字はアラビア数字に直してあります。西暦の一部に「( )」がついていれば、全文を「( )」で囲みました。

【西暦】
 木簡に記載された日付を西暦で収録したものです。数字はアラビア数字に直してあります。確定でない部分に「( )」をつけました。

【国郡郷里】
 木簡に記載された地名を、池邊彌『和名類聚抄郡郷里驛名考證』に準拠して可能な限り収録したものです。
 地名が不確定、また複数可能性がある場合は全文を「( )」で囲み、地名が複数想定されるがなかでも可能性が高いものについては、これを「( )」で囲まず先頭に置きました。
 木簡の当時と『和名類聚抄郡郷里驛名考證』とで地名が異なる場合、「『和名類聚抄郡郷里驛名考證』時点の地名〈木簡の時期の地名〉」の順としました。

【人名】
 木簡に記載された人名を収録したものです。
本文の通りに収載しているため、人名の一部のみを示す場合があります。確定できない文字には「( )」をつけ、人名が推定の場合は「【 】」で囲みました。
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【遺跡名】 【発掘次数】 【所在地】 【調査主体】 【地区名】 【本文】
【寸法】 【型式番号】 【形状】 【樹種】 【木取り】 【内容分類】
【出典】 【木簡番号】 【和暦】 【西暦】 【国郡郷里】 【人名】